固定金利住宅ローン

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固定金利住宅ローン



固定金利住宅ローン
住宅ローンの金利体系としては、大きく分けると「固定金利」と「変動金利」の2つがあります。まずは固定金利の住宅ローンについて見ていきましょう。

固定金利の住宅ローン最大の魅力といえば、なんといっても「ずっと返済額が変わらないこと」です。これからもし高金利の時代がきたとしても、変動金利の住宅ローンを利用している人なら金利の上昇にヒヤヒヤしなければいけませんが、固定金利なら「これからたとえ、どれだけ世間の金利が上がろうと関係なし」というわけです。

それに、固定金利で返済額がずっと変わらないというのは、ライフプランを立てる上でもとても重要なんですよ。住居費についてのプランが将来までしっかりと見通せるというのは、とても助かります。

しかしもちろん、固定金利の住宅ローンにはデメリットもあります。それはもちろん、変動金利の住宅ローンよりも、確実に金利が高くなること。その理由はもちろん、「固定金利の住宅ローンを取り扱う金融機関側のリスク」があるからです。

変動金利なら金利上昇したとしても、その分を金利上乗せすればいいので、金融機関が「ソンをする」ということは絶対にないのですが、固定金利の場合、今後大きく金利が上昇しても金利上乗せができないため、金融機関がソンをしてしまう可能性もあるのです。そのリスクを含んだ金利設定となっているので、変動金利よりも金利が高くつくわけですね。

さて、ここからは私の個人的な意見です。今、住宅ローンの金利体系で、固定金利と変動金利のどちらを選ぶ人が多いかというと、実は変動金利のほうが圧倒的に多いとのこと。確かに、変動金利の住宅ローンの圧倒的な低金利は魅力ですよね。変動金利と固定金利の金利差も、とても大きく見えてしまいます。「ここ10年ほどずっと低金利水準で推移してきたんだし、結果的に変動金利のほうがトクになる」と思っている人がすごく多いと思います。

ですが私としては、「低金利だからこそ固定金利を選ぶ」という考え方なんですよ。なぜなら、今は金利がほぼ「底」の状態になっていますから、今後金利が上昇することはあっても、大幅に下がることはもうありえません。つまり今は「長い歴史の中でも、固定金利が特に低金利で借りられる時期」だと思うんですね。

今後金利が上昇局面を迎えた時に、あわてて固定金利住宅ローンに借り換えようとしたとしても、その時はまず、今の低金利水準での借り換えをするのは無理でしょう。5年、10年のローンならまだしも、住宅ローンは数十年という長いスパンで返済していくものですから、その期間の中で、金利が上昇する可能性はきわめて高いと思います。子どもの教育費などがかさむ時期と、金利上昇局面とが重なってしまった場合、変動金利の住宅ローンだとかなり厳しくなるんじゃないかとも思いますしね。

金利が上昇した時に、得をするのは固定金利の住宅ローン。今が金利の底という現状を考えると、「固定金利で借りるなら今」なんじゃないかな、と思います。

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